『グラデーション』 by 永井するみ女史 -光文社文庫-
ある14歳の女の子が、23歳になるまでの過程を綴った本。
出会いと別れ、恋と破局、来る人と去る人。
人が生きていく中で必然的に起きる出来事の中で、みなさんは何を思い、生きてこられましたか?
目次に則ると、14歳、16歳、17歳、18歳、19歳、20歳、22歳、そして23歳でのエピソードが語られています。
中学生、高校生、大学生、そして社会人。
どうだったかな。
中学2年生(14歳)の時は、勉強なんて大嫌いだった。
今思えば一番時間を贅沢に浪費していたかも。
高校1年生(16歳)。
とあることで母親と大げんかに。
家族の縁を切るとまで言われたっけな。
勉強に真剣に取り組むようになったのもこの時期だったな。けんかしたおかげかな^^
高校2年生(17歳)。
ひょんな縁でイギリス人と週1回英会話をすることに。
つたない英語が伝わったことに素直に感動して、そこから英語の勉強をもっとしようと思った。
高校3年生(18歳)。
受験モードに入りました。志望校は昔の先輩が行っている、関西圏では中堅どころの私立大。
この頃、人生で初めて告白して、見事に玉砕。
ほろ苦い思い出もあったけど、大学には余裕で合格できた。努力が実った瞬間を、今でも鮮明に覚えている。
大学1回生(19歳)。
希望に充ち満ちて大学に入学したけれど、現実は残酷。
やる気のないクラスメートに囲まれて、授業はいつも息苦しかったな。
でもおかげで、自分で動かないと何も変わらないと実感できたから、それはそれで良かった。
この年に初めて1人で海外へ。アイスランドで3週間のボランティア。
背中を押してくれた両親には感謝してもし足りない。
大学2年生(20歳)。
交換留学で行ったフィンランドで迎えた20歳の誕生日。
みんなに祝福され、幸せな誕生日でした。
思えばこの一年が、今までで最も充実していた。
今の自分の原点とも呼ぶべき、大切な時間。
大学4回生(22歳)。
1回生の頃から所属してた学生団体の開催イベントの集大成。
100%の出来ではなかったけど、終わった後のあの感情は忘れがたい。
卒業後の進路は、とある中小商社。
子どもの時間が終わると、ぼんやりと悟ったような。
23歳。
なぜか配属が関東へ。慣れない土地、知己もいない場所だけど、今とても楽しい。
これからどんなことが起きるだろう。
一日一日を楽しんでいきたいな。
fin.