欧州の航空機ビジネスの一端に触れて No.2(FFM Days #488)
一昨日に述べた内容の続編。
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わたしが末端の末端のそのまたさらに末端のサプライヤーとして関与することになったプロジェクトは、「飛行機の電動化」に関する技術開発である。
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個人的には、SDGやらカーボンニュートラルやら脱炭素社会というワードはすべて、カネを動かすための大義名分(フィクション)だと思っている。
二酸化炭素がワルモノになっているが、我々が体感している気温のほとんどは、太陽活動に多くを左右される。
政治的には「地球温暖化」ではいろいろと辻褄が合わなくなったから、「気候変動」とワードを変えて、社会倫理の変化を促しているのだろうと考える。
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いずれにせよ、新しい技術の開発ということで今回プロジェクトに参画する。
昔から航空機の部品に求められるのは、「高強度」と「超軽量」が最たるものであると想像する。
ご多分に漏れず、今回われわれが供給する部材もそのような特性を持っている。
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実際にモノ作りをしている企業からすると、航空機ビジネスはどのような位置づけであろうか?
個人的に思うのは、昔は品質・性能が最優先で、高価な製品を使用することも厭わなかったのが、最近はコスト意識も非常に重視されてきている、ということ。
反面、開発期間は10年以上と、その品質保証に対する慎重さは、商用車を凌ぐ。
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結論、われわれのように仲買をしている商社にとっては、あまりおいしくない。
しかしながら、小型旅客機のブームが訪れている昨今、電動化の社会的ニーズも相まって、手がけるテーマのひとつとしてはありなのだろうと思うようにしている。
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- 続く